Nachfolger

チーム『Nachfolger(ナーハフォルガー)』
なんか口で説明しづらいなこれ
開拓が進み文明の発達が著しい星と自然を愛する精霊たちの亀裂と己が持って生まれた役割に向き合っていく話

主人公
リンドウ 26歳男性
辺境の村で育った青年。料理と食べることが好きで現在は美味いもの巡りと称して旅を続けている。
赤ん坊の頃に村に捨て置かれていた親無し子であり、現在の両親には感謝しているが血の繋がった家族に捨てられた事実ばかり先行しコンプレックスになっている。
幼い頃から不定期な正体不明の高熱に悩まされており原因も対処法も分からず苦しんでいる。定職に就いていないのも相まってただ具合が悪くなるだけだと思ってあまり気にしてはいない。
育ての父は剣の師範であり、剣を教わり護身の術としている。

ヒロイン
ソフィア・ディミトロフ 16歳女性
王国の第3王女。現王に連なる4人目の兄弟の娘であり、王位継承権を持つ王子王女の中では一番位が低い。加えて母が既に亡くなっているうえ、母がどこの出身が分からない身分のためあまり重要視されておらず自由奔放に暮らしてきた。
明るく社交的な性格で世間知らずな一面もあり少々危なっかしい少女。勉強は苦手な模様。しかし王族で一番位が低いことから自分より身分が下の人とも関わったことがあまりなく、少し卑屈で常に敬語である。
勉強より体を動かすことが好きで、護身の術として剣を扱う。また勉強が苦手なため精霊術を若干しか使えず、防御という発想がないため攻撃系の術しか扱えない。

メインキャラクター
ナギ・ルビッチ 26歳男性
リンドウの幼馴染。両親がリンドウを拾い、リンドウと共に育ったためリンドウとは兄弟のようなもの。リンドウのことを「リン」と呼んでいる。
面倒見が良く、人に尽くすことを喜びとする。しかし悪く言えば自分の幸せのために、他人に幸せになって欲しいというエゴであるという自覚がある。
過去にあった事件により友人を失ったこと、妹が大きな心の傷を負ったこと、そしてリンドウが正体不明の高熱に悩まされていることから医者を志し、現在は自身の貯蓄で医学校に通っている。
父は剣の師範だが性分に合わず、ナギは独学で拳闘士となった。また医療の知識に深く、回復系の精霊術を扱うことが出来る。
アミ 年齢不詳女性
森で眠りこけていた少女。記憶が一切なく、頼りに出来るのは時々夢に見る少女との約束のみ。
背伸びしたがりで子供扱いを嫌がる。しかし都合が悪い時は子供であることを盾にしたりと強かな性格。
何故か幼い子供であり精霊術を学べる歳ではないにも関わらず、高度な精霊術を扱うことが出来る。
ヴィオラ 年齢不詳(恐らく24歳前後)女性
芸術の都で歌姫として働いている女性。幼い頃森で魔獣に育てられていたこともあり、学がなく歌一本で食いつないでいる。
魔獣としか暮らしていなかったため近隣の森に棲む魔獣を大事に思っており、さらなる開拓に反対している。また豪胆な性格で単純明快。とても正義感が強く素直なため笑う時は大きな声で笑い、憤りを感じたら怒鳴らずにはいられない。しかしその正直な態度が時には人を救うこともあり、街での人望は厚い。
幼い頃の狩りの経験から槍を扱うことを得意としている。
ジョーイ・ベリサリオ 13歳男性
精霊術の神童と呼ばれる少年。魔獣に襲われ両親を失っており、研究職に就く夢を諦め現在は何でも屋のようなことをしながら暮らしている。
両親が亡くなるまで精霊術の学校に通っていた。その実力は国中に轟くほどであり、専門的な知識に長ける。
現実主義者で冷徹な性格。空気を読まないマジレスを多々する。しかし冗談が通じない訳ではなく、むしろ発言を真意と受け取れない猜疑心の強い性格のため、社会性に欠ける。
それでもまだ13歳の幼い少年のため、亡くした両親を想い夜を更かすこともあったりなかったりする。
武器は精霊術以外で唯一得意とするヨーヨー。ありとあらゆる精霊術を扱いこなすことができる。

コンラッド・グリンデルバルド 20歳男性
王国の第4王子。現王に連なる3人目の兄弟の息子であり、妹が1人いる。国の為に尽くすことを幼い頃から強いられ続け、期待に応えようと努力している。
幼い頃から自分は国の発展の為に尽くすのだと思い育ってきたことから、国の役に立たない自分に価値はないと思っている。そのため自身の存在意義を獲得する為に躍起になっており、士官学校を卒業した現在では主にエネルギー問題に取り組んでいる。
真面目を絵に描いたような性格で、非の打ち所のない完璧人間…に見えるが実は彼でも苦手なことはあり、それは料理。何を作っても味が消えてしまう魔法の料理が出来てしまう。
また自分は国に尽くすのだという意識が強く、個人への感情が著しく乏しい。そのため自分に向けられる好意には疎く、逆に自分の存在を脅かす悪評などには敏感になってしまう。

キャンディ・マキアート 18歳女性
士官学校ではコンラッドの後輩であったコンラッドの従者。正式な従者ではないがキャンディが強く望んだため傍に置いている。
没落貴族であり、生来の根暗な性格も相まって士官学校ではいじめの対象となっておりさらに卑屈さが増した。しかし、コンラッドだけは学年が違うにも関わらず声をかけ労わってくれたためコンラッドを心酔している。
思い込みが激しく後ろ向きな性格。それと同時に攻撃的な性格でもあるため、自分やコンラッドを傷付ける(と感じた)者には容赦なく襲いかかる。
精霊術も扱えるが、精霊術とは逆のベクトルになる負の感情をベースに扱う黒魔術を得意としている。
ギデオン 20歳女性
士官学校コンラッドの同級生であった女性。戦闘能力が高く、士官学校では常に成績首位であった。現在は家を出て傭兵をしており、名前は偽名。
コンラッドとは唯一無二の友人の間柄であり、コンラッドの計画に協力するために雇われている。
発達途中の少年のような風貌で、喋り方も粗暴な男性そのもの。禁欲的な性格で、合理主義な一面が強い。偏見などを持たず、誰にでも平等に接する。
かといって人間味が薄いわけでもなく、軽い冗談や人をおちょくったりなど、ある程度の社交性は持ち合わせている。
精霊術も基礎的なものは扱えるが、基本的には己の身体1つで戦う。
オズウェル・ブルームフィールド 23歳男性
王国の第3王子。現王に連なる2人目の兄弟の一人息子。コンラッド同様幼い頃から国の役に立たない者に息をする価値はないと教わってきたため、勉学に励み精霊術のエキスパートとなった。
自然の力を借りる精霊術を極めただけでなく己の知識と黒魔術の応用により人の心に介入する術を持ち、本人はこの術を医療へ活用することを目指し取り組んでいる。
しかし様々な策謀巡る貴族社会を目の当たりにしながら精神に関与する術を得たため、オズウェル自身の心は感情が鈍っており、合理的か否かで物事を判断してしまう。本人はこのような感情の薄い状態では患者のための判断が難しいと思い悩んでいる。